知ること自体には実体がない
僕は自分の内面をちゃんと意識したり、感じたりすることが上手くなかった、もしくは、そういうことにあまり意識を向けてこなかったのではないかと思います。
他の人の心の中はわからないので、実際には人と比べてどうなのかはわかりませんが、なんとなくそう思ってます。
自分の思いや感情を大切にするというよりは、知識とかなにが正しいかというとこに拘りがちであったと思います。自分がどう感じているかよりも、正しいと思うことに対して感情を従わせようとしていたように思います。
そうやって正しいと思う知識をためて、その知識を確かな足場にしていたら、安心でできる場所に要られるような気がしてました。自分の心を見ないようにしている間は、知識を求めることは心地よいものであったように思います。
でも知識を得ようとする行為も、感情的な心地よさを求めてのことだと思うんですよね。だから自分がどう感じてるかというこを意識し始めると知識を求めることが虚しくなってきました。結局何かを知っても一時的な開放感があるだけで、時間が立つと元の場所に戻ってきて、虚しさがあるだけなんですよね。でも一時的にはいい気分になれるから厄介なんですよ。
そうやってぐるぐるぐるぐる回って自分の心には目を向けないようにしてきたのではないかと思います。
僕は何を望んでいるのだろう?
自分が何を望んでいるかわかりますか?
僕はまだ今でも正直はっきりとわかるとは言えません。でもそこに向かって何をすべきかはわかるような気がしてます。
自分に素直ではなかったと気がついたきっかけは、自分が何を望んでいるかということについてよく考えてみてもよく分からなかったことがきっかけです。
僕は自分が何を望んでいるのかわからないということに気がついてみて、その状態が自分のことながら不思議でした。
いったいどうなってるのか。いや、逆にわかるはずだという前提がおかしいのか。
自分が何を望んでいるか。このことをある時から意識的に考え始め、半年以上は特に手がかりのないまま過ぎていきました。
自分が望んだことが実際にかなってみると、これじゃなかったってなることってありませんか?
僕はふと気がついたら、なんだか自分を取り巻いてる多くのものがそうであるような気がし始めたんですよね。そうすると、今望んでることが果たして本当に自分が望んでることなのかよく分からなくなりました。今望んでることが現実になったら、そこから人生に意義ある変化があるのだろうか?それともまた、これじゃなかったとなるのだろうか、と考えるようになりました。
みんなは自分に素直なんだろうか
自分に素直だと言えますか?
僕は今まで自分に素直な方だと思ってました。でも最近気がついたんですよね。
自分に全く素直ではなかったということに。
というか多分ずっと素の自分に気が付かないようにしてきたんだということに。
素の自分に気がついてしまうことに対して恐れがあったんじゃないかと思う。
こうあるべきと半ば無意識的に持っていた考えとどうしても相容れないもだったろうから。
正直そのことになんとなく気がついた今でも素直な自分がどういうものなのかはまだはっきりとはわかり切っていません。
でもこれからは素直な自分を認め、実際に行動してみようと思います。
そのための手段の一つとしてブログを書きます。